東城町の桜の巨樹、今年も開花!

広島県の北東エリア、中国山地の里山にも桜の季節がやってきました。東城町には、地元の人が開花を待ちわびる3本の桜の巨樹があります。その巨樹とは「東城三本さくら」といわれる一本桜。3本とも広島県の天然記念物に指定されています。

そのうちの1つが「森湯谷のエドヒガン」です。

 

東城三本さくらとは、『森湯谷(もりゆだに)のエドヒガン』、小奴可の要害桜(おぬかのようがいさくら)』、『千鳥別尺(ちどりべっしゃく)のヤマザクラ』の3本の呼び名。

これから次々に桜の開花リレーが始まります。まず最初に開花するのが、カフェエルプラスから北へ車で5分、山の中で堂々と咲き誇る「森湯谷のエドヒガン」です。推定樹齢は300年以上。300年前といえば江戸時代半ば、8代将軍徳川吉宗の時代。その時からこの地で毎年、花を咲かせています。

地域の人たちが、見守りながら大切にずーっと守り続けてきました。

 

300年前にこの地に住んでいたご先祖様たちも、きっと桜を見て春の訪れを楽しんでいたことでしょう。住む人もだんだんと減っているこの里山、でもこの先も変わらす地域の人たちに守り継がれて、後世の人たちもこの一本桜のお花見を楽しんでいる、そんな地であってほしいと思います。

2025年4月11日(開花しました!)

PHOTO:2025年4月11日